診療領域
頭痛、顔面痛
片頭痛、緊張性頭痛、三叉神経痛、非定型顔面痛、舌痛症などの診療を行っています。
いずれも主に薬物療法が主体となりますが、漢方薬の処方、あるいは継続したブロック注射が奏功することもあります。三叉神経痛のブロックはレントゲン透視下で行う為大学病院をご紹介しています。
頚椎由来の痛み
頚椎椎間板ヘルニア、頚椎症、頚椎症性神経根症、頚椎捻挫などの痛みには主にブロック注射による治療を行っています。
頚肩腕症候群や、いわゆる肩こりに対しては、日常生活に原因がある場合も多く、ブロック注射や薬物療法のみならず、生活習慣の見直しやストレッチ療法などを積極的に検討していきます。
肩の痛み
肩関節周囲炎(いわゆる四十肩)による肩の痛みは、時間がかかっても必ず回復するのが特徴ですが、ブロック注射が痛みの緩和に役立つことがあります。
肩板損傷などの外傷が疑われるケースでは、専門医をご紹介することもあります。
また、頚椎に原因があって肩が痛いケースもありますので、その場合は頚椎由来の痛みの治療に準じます。
帯状疱疹の痛み
帯状疱疹は、発症当初強い痛みがあってもほとんどの場合数週間から1ヶ月ほどで回復しますが、痛みを放置すると難治性の神経痛を残すこともあります。発疹のみならず痛みの治療も積極的に行うべきと考えます。
鎮痛薬を処方しても治まらない痛みにはブロック注射を短期間集中して行います。
発症後1ヶ月を過ぎても痛みが残った場合は、軽快するのに時間がかかりますが、発症後半年間は徐々にでも回復する可能性があります。
発症後半年経っても残った痛みは、帯状疱疹後神経痛と呼ばれ、難治性の痛みのひとつです。可能性のある治療と生活指導を中心にその方に合った対処法の提案をさせていただきます。
腰椎由来の痛み
急性腰痛症(いわゆるギックリ腰)、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などによる神経痛には、ブロック注射が奏功することが多いです。
ただ、レントゲンやMRIなどの画像でヘルニアや狭窄症と診断されても、実際は筋肉や、脊椎・骨盤の関節が原因となっている場合も多く、当院ではそのあたりの鑑別を正確に行うよう心がけています。
また、以上のような器質的な原因のない慢性腰痛の場合は、その方の日常生活、性格、ストレス等と深く関連するケースが多いため、患者さん自身がそのことに気付き、能動的に痛みと向き合うことが大切です。当院ではストレッチ療法や筋トレ指導、生活指導、漢方薬の処方などでお手伝いをしたいと考えています。
脚の痛み
腰椎に原因のある脚の痛みの場合は腰椎由来の痛みの治療に準じます。
膝の痛み、特に変形性膝関節症の場合は、整形外科で行われる治療とほぼ同じく、ヒアルロン酸の関節内注射、漢方薬、および鎮痛薬の工夫が中心です。
手術適応のある方には専門医をご紹介しています。